こんにちは。広報スタッフの香川です。
さて、自分も毎年いい年になりつつあり、親と別居しているので実家のことがふと気になります。
最近では特に都会でもない場所での強盗被害などもあったりと安心していられないですね。
それに、このまま年齢を重ねると当然ながら親が高齢になり、 施設などに入る場合もあるでしょう。その結果、「実家が空き家になる」ことも珍しくありません。
特に遠方に住んでいると、頻繁に様子を見に行けませんので
防犯面が心配になりますよね。
そこで今回は、コストを抑えてできる「空き家の防犯対策」をご紹介します。
日常のちょっとした工夫で、防犯力は大きくアップできます。
もちろん空き家だけに限らないので、簡単な防犯対策としてね。
空き家の防犯対策1. 窓の防犯強化で侵入を防ぐ
「空き家に空き巣が入る」というトラブルは、意外と多いものです。
そして 侵入の入口として最も多いのが「窓」になっています。
そこでおすすめなのが、補助錠や防犯フィルムです。
補助錠とは、既存の鍵とは別に取り付ける追加ロックのこと。
工具不要で簡単に取り付けできます。
価格は1,000円台からと手頃です。

防犯フィルムは、ガラスを割れにくくします。
侵入までの時間を稼ぐことができるのです。
空き巣は短時間で入れない家を避ける傾向があります。
そのため、有効な抑止になります。

窓の防犯は、低コストで始められます。
しかも効果が高いのが魅力です。
空き家の防犯対策2. 照明器具で「人がいる感」を演出
空き家の難点は、防犯上「人の気配がない」とすぐにわかってしまうことです。
そこで有効なのが、モーションセンサー付きライトやタイマー式照明です。
センサーライトは、人や動物の動きに反応して点灯します。
侵入者に「気づかれた」と思わせることができるでしょう。
その結果、足を止めさせる効果が期待できます。

タイマー照明は、時間を設定して自動で点灯・消灯。
夜に部屋の明かりがつくと、外からは「誰かが住んでいる」ように見えます。

この「在宅に見せる工夫」も、防犯効果が高い方法です。
しかも、費用をあまりかけずに実践できます。
空き家の防犯対策3. ダミーカメラや防犯ステッカーで心理的抑止
防犯対策といえば、防犯カメラです。
しかしコスト面でも管理面でも、実際に設置するのは難易度が高いですよね。
そんな実際にカメラを設置するのが難しい場合でも、
ダミーカメラや防犯カメラ作動中のステッカーを掲示するだけで、
侵入者の心理を大きく揺さぶることができますよ。

ダミーカメラは本物そっくりの見た目でLEDが点滅するタイプもあり、
数千円で入手可能です。
また防犯ステッカーは、玄関や窓に貼るだけで抑止力を発揮します。
「見られているかもしれない」という意識が、防犯につながっていくのです。
空き家の防犯対策4. 近隣との連携で安心感をプラス

遠方からは日常的な見守りが難しいため、
ご近所の方との協力関係が心強い味方になります。
関係性にもよりますが、里帰りなどのタイミングでご近所の方と軽いご挨拶がてら、
お願いできることをお願いしてみるのも良いでしょう。
・異変(不審者や郵便物のたまり具合)に気づいたら連絡をもらう
・定期的に庭や玄関まわりを見ていただく
など。
お礼に季節の贈り物や手紙を添えることで、良好な関係を保ちながら防犯効果を高められます。
空き家の防犯対策5. 庭や外回りを整えて生活感を保つ
空き家は庭や玄関周りの草木が伸び放題だと、
「長く人が住んでいない」と一目でわかってしまいます。
定期的に庭の草刈りや植木の剪定を行い、
郵便物やチラシも溜めないようにしましょう。

・見通しを良くして侵入者の隠れ場所をなくす
・外観に清潔感を保ち、「誰かが管理している」印象を与える
庭の手入れは防犯だけでなく、近隣への印象アップにもつながります。
日本郵便「空き家みまもり」など、
簡単な空き家管理をお願いできるサービスもあるので
ぜひチェックして見てくださいね。
空き家をどうするかは、早めに考えよう

ここまで遠方の空き家の防犯対策について詳しく紹介してきました。
このように遠方の空き家でもやり方次第で、防犯対策ができるようになっています。
しかし管理の手間やお金を考えると、
「このまま空き家にしておいて本当にいいの?」と考える人も増えています。
長らく空き家を放置しておくのが不安な方は、
・売却
・空き家バンクへの登録
などの選択肢も検討していくようにしましょう。
まとめ
遠方の実家が空き家になると、防犯への不安は大きくなります。
しかし、次のような低コストの組み合わせでも十分な効果が期待できます。
・窓に補助錠や防犯フィルムを設置
・センサーライトやタイマー照明で在宅感を演出
・ダミーカメラや防犯ステッカーで心理的抑止
・近隣の方と連携して見守り体制を強化
・庭や外回りを整えて管理されている印象を与える
大切なのは「侵入されにくい家」にすること。
少しの工夫で、離れていても安心できる環境を整えることができますので
ぜひ参考にしてくださいね。